読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

若手物理学者の日常

日々の思いを綴る

学振獲得に必須の7つの基礎テクニック+4つの上級テクニック

月に20万円の給料(研究奨励金)おおよそ100万円の研究費・・・むにゃむにゃ(寝ごと)。

tinkham.hatenablog.com

 こんな感じで夢に出てくるくらい欲しい学振ですが、これだけは絶対にやらないといけない7つの基礎的なテクニック(他の学振を記事にしたブログにも類似のことが書いてあると思います)と3つの上級テクニックを紹介します。

tinkham.hatenablog.com 

基礎テクニック編

1). 質問内容/項目には全て答える。

例えば申請書には "2. 現在までの研究状況 「これまでの研究の背景、問題点、解決方策、研究目的・・・」"ていうのが初っ端からあると思いますが、①研究の背景 ②問題点 ③解決方策・・・全て項目で区切ってそれぞれ別の段落で書いて下さい。基本中の基本です。箇条書きも駆使しましょう。

2). 段落間に0.5行分の余白を入れる。

1)で分けて書いた項目を書く際に必ず段落間に0.5行分の余白を入れて下さい。見やすさが段違いに変わります。審査員の気持ちになりましょう。フォントサイズは10.5pt~12ptが良いです。私は11ptで書きました。

3). ボールド(太字)アンダーライン(下線)を駆使する。

最近白黒しか使えなくなった申請書でこのボールドアンダーラインは極めて重要ですが、使い過ぎてもだめです。せいぜい1Pあたり3回程度に留めましょう。また次の箇所は必ずボールド+アンダーラインで書きましょう。①研究目的「本研究の目的は****である。」 ②重要な結果「***という結果が世界で初めて得られた」③独創的な点「この研究は***という点で従来の研究とは一線を画する。」 

4). 図を効果的に入れる。

複雑な図は避け、だれにでも分かるような簡潔な図を1P当たり、1個ないし2個はいれましょう。

5). 具体的な数字を必要以上に入れる。

例「フォントサイズは10.5pt~12ptが良いです。」「せいぜい1Pあたり3回程度に留めましょう」「図を1P当たり、1個ないし2個はいれましょう。」説明するまでもありませんね。

6). 具体的な研究計画

考えられないくらい具体的に書きましょう。特にDC1は研究計画にかなり比重を置きます。死ぬほど具体的に分かりやすく(ぎりぎり)実現可能なことを書きましょう。

7).細目選びは慎重に

ぴったりと合う細目があればそこで良いですが、ない場合はなるべく近い細目でかつ平均的な業績が少ない領域の細目に出しましょう。

 

上級テクニック編

1+)  3.これからの研究計画 (2)研究目的・内容で『概念図』を書く

概念図とは・・・

国際戦略概念図 - 鳥取大学 国際交流・留学情報

こういうものです。概念図が書かれている申請書は結構少ないと思うので差別化になります。

2+)  研究業績欄以外でも業績アピール

論文執筆中でも論文投稿中でも学会発表でもなんでもかんでも「2. 現在までの研究状況」に「申請者が筆頭著者で***上記の研究をまとめ上げ、「***」に論文を投稿中である。」とか「申請者が発表者として今年**月の***学会で口頭発表を行った」って書いて、さらにと3.これからの研究計画 (1)研究の背景」で自分の学会発表とかの業績を引用に含めたりする。

3+)  なぜ自分にしかこの研究が出来ないのかを中学生にも分かるように

例えば「自ら開発した***という手法を用いることにより、再現性を**%から**%に上昇させた。」とか「関連文献を***本以上詳細に調査し、***という系統性があることを初めて発見した。

4+) 世界(日本)の研究の潮流の中での自分の立ち位置を明確にし、その分野をリードする研究であることを強調する。

 以上、学振獲得に必須の7つの基礎テクニック+4つの上級テクニックでしたー。学振は基本的に分野は近いが、自分の研究はほとんど知らない老眼の教授たちが審査員です。そこを頭にいれて書きましょう!

tinkham.hatenablog.com

 ※私は論文なし学会発表3回(国内2国際1)受賞1回の業績でDC1面接免除内定(数物系)だったので、領域や細目による難易度の差はあれど結構参考になるのではないかと思います。(ちなみに当方男なのでうわさの逆差別はありませんでしたし、教授はめちゃくちゃ強大というわけでもないので教授差別もそこまでないと思います。実際、毎年幣研究室から学振が出ているわけでもないです。)

学振申請書の書き方とコツ DC/PD獲得を目指す若者へ (KS科学一般書)

学振申請書の書き方とコツ DC/PD獲得を目指す若者へ (KS科学一般書)